自分で育てた野菜を使って調理して食べる。普通に買うのでは味わえない喜びがありますよね。家庭菜園に憧れる人も多いのではないでしょうか?
今回は家庭でも手軽にはじめられる、ミニチンゲン菜の育て方について紹介します。
目次
ミニチンゲン菜の魅力
チンゲン菜は、白菜などと同じアブラナ科で、結球しない青菜系の野菜で、シャキシャキした歯ざわりとほのかな甘み、クセの無さが美味しい野菜です。
ミニチンゲン菜は字のごとく、一般的なチンゲン菜をそのまま小さくしたような形をしていて、シャキシャキとした食感やクセのない味もそのままです。株が小さいので切り分けずに、ひと株ごと料理に使うこともできます。
通常のチンゲン菜は、葉の長さが20〜25cmほどで収獲されますが、
ミニチンゲン菜は10〜15cmほどで収穫になります。
ミニチンゲン菜は、あまり市場では見られませんが、プランターでも手軽に栽培できることや、種をまいてから20~30日で収獲できることから家庭菜園で人気の野菜となっています。
育て方
・日当たりのよい場所で育てましょう。
植える時期
春から秋まで種をまくことができますが、春まきはトウが立ちやすく、夏の高温期には病害虫が発生しやすいので、家庭菜園では秋の9月頃に種をまいて育てるのがおすすめです。
発芽温度:20~25℃ 生育温度:20℃前後
種まき
間引きをしながら育てるので条まきします。条間は10~15cmなので、長方形の65cmプランターの場合、2列に種を巻くことがだきます。
①土を入れたプランターに、条間を10~15cm開けて、深さ5mmのまき溝を支柱などで2本作ります。
②種をまき溝に1cm間隔でまきます。
③まき溝のまわりの土を寄せて、種が見え隠れする程度に薄く土をかけます。
④土を押さえて、種と土をよく密着させます。
⑤土を流さないように優しくたっぷり水をやります。
※この後、発芽までは水を切らさないよう注意しましょう。
間引き
種まきをしてから7~10日で発芽が揃うので、そこから間引きを行っていきます。
ミニチンゲン菜の場合は2回。適期に間引くことで、ミニチンゲン菜が徒長して形が悪くなるのを防ぎ、形が良く育ちます。
①双葉が開いた頃、虫食いや形の悪いものを間引いて、3~4cm間隔にします。
②本葉が3~4枚になった頃、5~6cm間隔に間引きます。
追肥
ミニチンゲン菜は日当たりの良い所で、水と肥料を切らさないようにすると良質のものが収穫できます。
2回目の間引き直後に追肥をします。
液肥の場合は水やりを兼ねて水に混ぜてまき、その後は2週間に1回の割合で必要で追肥をします。
化成肥料の場合は10gをプランター全体にまいて、軽く土に混ぜ込み、根元に土を寄せます。その後、7~10日おきに同量の化成肥料を施します。
収穫
上述したようにミニチンゲン菜は生育日数が種まきから20~30日と早いので、草丈が10~15cmになったものから順に間引き収穫をします。
その後、追肥をしておくと残った株の株元が膨らんでくるので、尻張の良いものから収穫します。
収穫の方法は地際からハサミで切り取るか、そのまま引き抜きます。
まとめ
ミニチンゲン菜は手軽に家庭でも育て、早い収穫が可能ということですね。みなさんも育てる時期には気をつけて、ミニチンゲン菜を育ててみましょう!
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