家庭菜園をはじめる時、まずはプランターでの栽培が手をつけやすく、興味を持つ人も多いのではないでしょうか。
今回はそんなプランター栽培の中でも、収穫できた時に家庭で使いやすい定番野菜ほうれん草の育て方を紹介したいと思います。
目次
ほうれん草とは
ホウレンソウ属で、ビタミン・ミネラルを豊富に含む、代表的な緑黄色野菜です。
葉が柔らかく、独特の旨味を持っています。おひたしなどによく使われますが、油との相性も良く、炒め物などにしても美味しいです。
シュウ酸などのアクがあるため、炒めない時は下茹でするのが基本。熱湯で1~2分茹でたら、冷水にとって素早く冷まし、水気を絞りましょう。アクが少なく、生食できるサラダホウレンソウもあり、人気を集めています。
育て方
・日の当たる場所~半日陰で育てましょう。
・寒冷な気候を好み、寒さに強いので秋まきがおすすめです。
・春まきもできますがトウ立ちしやすいので、トウ立ちに強い品種を選びましょう。
・日が長くなるとトウ立ちしやすい特性があるので、夜間に外灯が直接当たる場所は避けましょう。
発芽温度:15~20℃ 生育温度:15~20℃
種まき
酸性土にとても弱いので、種をまく前に必ず用土を中和し、プランターに直接、種をまきます。
①条間を10~15cmとり、65cmプランターの場合は2条の浅いまき溝をつける。
②1cm間隔で種をまく。
③やや厚め1cm程度の覆土をして、軽く手で押さえて土と種を密着させる。
④プランターの底から流れ出るまで、十分水をやる。
種まき後、3~5日で発芽します。
強い雨に当たると腰折れすることがあるので、発芽したばかりの頃は雨の当たらない場所に置くのがおすすめです。
間引き
ほうれん草は株間が狭くてもよく育つので、1回の間引きでも十分です。
本葉が1~2枚まで育ったら、密な部分を間引いて株間を約3cmにします。この時、軽く根元に土寄せもしておきます。
追肥
生育状態を見ながら、追肥をします。
化成肥料を土に混ぜ込むという方法もありますが、プランターでのほうれん草栽培の場合、ほうれん草が育ってくると混ぜ込むのが難しくなり、苗を傷めてしまう原因にもなります。
そのため、液体肥料を発芽後から10日おきに水やり代わりに施すという方法がオススメです。
収穫
種まき後、30~50日で収穫できます。目安は草丈が20cmくらいになった時です。
大きく育ったものから順に、根元からハサミで切るか、引き抜いて間引き収穫をします。しかし、長く置くと葉が硬くなるので適期に収穫しましょう。引き抜く場合は葉が折れやすいので、株本の土を片手で押さえて、株全体を持って引き抜きます。
まとめ
いろんな利用方法があり、栄養も豊富なほうれん草。自分が作った物を使うと、それはより美味しく、格別です。
みなさんも、そんなほうれん草の家庭栽培にチャレンジしてみてはいかかでしょうか。
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