【家庭菜園】三つ葉の魅力とプランターでの育て方

栽培

三つ葉って茶碗蒸しやお吸い物の彩りくらいしか使い道がないと思っている方、いるのではないでしょうか?

そんな三つ葉ですが、日本のハーブとも呼ばれていて、栄養満点でその香りにも効能があるのをご存知でしょうか?

また、家庭で育ててれば一度の栽培で再収穫も見込める、知れば知るほど魅力的な野菜なんです。

今回はそんな三つ葉の魅力と手軽なプランターでの栽培方法を紹介します。

目次

三つ葉の魅力

三つ葉は人参と同じセリ科の植物で、β-カロテンをはじめ、ビタミンCやビタミンKなどの多くのビタミンを含んでいます。

三つ葉はカロテン、カリウムも多く含みます。

他にも、鉄分が多いためヘモグロビンが増え、 貧血も改善の効果があると言われています。

また、肝臓でできた胆汁を腸に送る力をアップさせますので、 肝臓にも良いとされています。

三つ葉の香りの成分はクリプトテーネンとミツバエンという成分で、 神経を静めてくれるのでストレス軽減や不眠症を解消します。他にも、食欲増進の効果があるといわれています。

三つ葉の魅力は、なんといってもその風味で、その特有の爽やかな香りは料理に少し加えただけで料理を上品に引き締めてくれます。

添え物のイメージの方も多いと思いますが、サラダや炒め物にすると、より存分に香りを楽しむことができます。

プランターでの育て方

・日の当たる場所~半日陰で育てましょう。

・涼しい気候を好み、暑さと乾燥を嫌うので、春まきと秋まきが適しています。

・発芽まで時間がかかるので、乾燥させないよう毎日水をやりましょう。

・乾燥に弱いので、夏は風通しのよい日陰に置きます。

発芽温度:18~22℃ 生育温度:15~23℃

種まき

・好光性種子なので、土は種が見え隠れする程度に薄くかけます。

①ウォータースペースを残して土を入れ、細い棒を押し付けて、10~15cm間隔に5mmほどの浅い溝を2本つける。

②まき溝に種を1cm間隔にまく。

③土を厚くかけると発芽しにくいので、ごく薄くかける。その後、土の表面を軽く押さえて土と種をなじませる。

④弱い水流のシャワーでたっぷり水をやる。

間引き・追肥

・密植気味に育てると、葉柄が軟らかく美味しいので、2回の間引きで株間を5cm前後にします。

・追肥は、2回目の間引き後からスタートし、液肥なら7~10日に1回、化成肥料なら10gを月1回プランター全体に施します。

・また、収穫のたびに追肥をして、新しい芽の成長を促します。

・トウ立ちするとよい葉が収穫できないので、早めに花を摘み取ります。

①本葉が見え始めたら、3cm間隔に間引く。

②本葉が3~4枚になったら、5cm間隔に間引く。

③2回目の間引き後に液肥を施す。その後も7~10日に1回水やり代わりに施す。

収穫

・春まき、秋まきとも種まき後2カ月くらいで収穫できます。

・草丈が20cm以上になったら根元を残して切り取ると1株で3回ほど収穫できます。収穫後は必ず追肥を施して、新葉の再生を待ちます。

①株元を、3cmほど残してハサミで切り取る。

②収穫後、化成肥料10gをプランター全体にぱらぱらとまき、土を軽く混ぜ込んで、株元に土寄せする。

③新しい葉が伸びて、再び収穫できる。

おわりに

日本のハーブ、三つ葉。栄養もしっかりあり、日々の生活の頼もしい味方ですね。

また、上手に育ててれば一度の栽培で再収穫が見込めるのも嬉しいところです。

そんな、三つ葉をみなさんも良かったら育ててみてください!

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