日本人にとっておなじみの国民食であり、お店や家庭ごとに全く異なる味を楽しめる料理、カレー。
ルーを使った物とは一味違うスパイスから作る、スパイシーなカレーを食べたい気分になることはありませんか?
管理人自身もスパイスカレーの食べ歩きや自作をするのですが、とても奥が深く、のめりこんでしまいます。
今回はそんな異国情緒たっぷりなスパイスカレーの世界について説明します。
この記事を読めばスパイスカレーとは何なのかと歴史が分かります。
目次
スパイスカレーとは
スパイスカレーとは日本で独自のアレンジを加えた新しいタイプのカレーです。
一言で説明するのが難しい多種多様な料理ですが、日本にある一般的なカレー屋や学校の給食で食べるような親しみのあるカレーとは全くの別物です。
市販のカレールーや小麦粉を使用せず、スパイスと食材だけで作るので粘り気のないサラっとした仕上がりが特徴です。
お店によってはドライカレー風だったり汁が少なめだったりしますが、決められたルールはありません。
スパイスカレーの歴史
カレーの母国はインド、しかしインドには「カレー」という名の料理は存在しません。インドでカレーと言うと様々な具材をスパイスで炒めたり煮たりする料理全般を指します。
それでは私たちが思い浮かべるスパイスカレーはどのようにして日本で確立されていったのでしょうか?
日本人がカレーに初めて出会ったのは幕末のころ。その後1871年(明治4年)に物理学者の山川健次郎が米国留学に向かう船上でライスカレーに出会ったとされています。その後、誰でも簡単にカレーを作ることができるカレー粉がイギリスから日本に伝わってきたことを大きな契機に、日本の食文化にカレーが浸透していくスピードは加速しました。
引用:日本のカレー カレーが国民食になるまでの歩み
私たちの知らない遥か昔にはもうカレーが存在していたんですね。
そんな歴史が深いカレーですが、スパイスカレーは2000年代に入って大阪で出す店が増えた新しいタイプのカレーです。日本人が営むカレー屋が独自にスパイスを調合したスパイシーなカレーで、新しいものを受け入れやすい大阪という土地柄もあり、色々なスパイスや食材を組み合わせた個性的なスパイスカレーが生み出されていきました。
その原点は1992年に大阪のカルチャー発信地であるアメリカ村で開業したカレー屋「カシミール」が発祥と言われています。
そしてSNSの普及により映えるスパイスカレーやカレーイベントなどが注目を浴びるようになり、現在に至るまで多くの店がオリジナルメニューを編み出しながらスパイスカレーブームが生まれたのです。
まとめ
スパイスカレーはルーを使わない新たなジャンルのカレー、その発祥は大阪にあり、SNS等の普及により全国に広がっていったのですね。
地方に住んでいても個性豊かなオーナーのスパイスカレーの店をあちこちで見かけるようになったので、カレー好きには本当に嬉しい時代になったと思います。
また、レシピ本も出版されているので自分で作るのに挑戦するのも楽しいと思います。
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